最近、企業の黒字リストラが目立つ。M電機やPソニックなど大規模にやっているニュースが報道されている。
メーカーに属する会社員としては痛ましい。実際職場をみても50歳以上はマネジメントに有能な一部を除いてほぼ居なくても業務は回ると思う。要するに居ても居なくても大した影響はない。
昔はその道何年の生き字引みたいなノウハウを持つベテラン年配者は大事にされた。デジタルデバイスの発展でノウハウが文章化、映像化され一元化して共有されてしまった。ネットをたたけば誰でもユビキタスにその情報にアクセスできるのだ。こうなると経験知識など以前ほどに価値を持たなくなり、年配者はただの口うるさいオヤジでしかない。
企業はコスト高の年配を切ってスリム化をはかり、その余剰金で若手を多く採用したいのである。ワシも経営者なら迷わずそうするだろう。
ただでさえ国は少子化対策として70歳まで雇用義務化に動いているのである。企業からみれば、冗談はよしこちゃん、である。会社がまるで老人ホームと化すではないか。そうなる前に手を打ちたいということも当然あるのだろう。大局でみれば老人にも働いてもらいたい、でも我が社には老人は要らない。
うちでも黒字リストラが始まったらどうしようかな。悩む日々である。